除湿機のおすすめの選び方|コンプレッサー式・デシカント式を徹底比較【2026年】

除湿機のおすすめの選び方|コンプレッサー式・デシカント式を徹底比較【2026年】

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梅雨や秋の長雨の時期、洗濯物が部屋干しでなかなか乾かない、クローゼットや押し入れがカビっぽい、窓が結露でびしょびしょになる――こうした湿気の悩みを解決してくれるのが除湿機です。ただし家電量販店やネット通販には「コンプレッサー式」「デシカント式」「ハイブリッド式」など仕組みの異なるモデルが並び、除湿量やタンク容量、価格帯もさまざまで、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、除湿機選びで失敗しないために知っておきたい以下のポイントを解説します。

  • 除湿機の3方式(コンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式)の違い
  • 除湿機のおすすめの選び方で見るべき5つのチェックポイント
  • 部屋干し(衣類乾燥)に強い除湿機の選び方
  • 方式別に試算した電気代の目安
  • 価格帯別のおすすめ除湿機の選び方

除湿機の3方式を比較|コンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式の違い

コンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式の除湿機を並べて比較したイメージ

除湿機選びの出発点は、除湿の仕組みごとの特徴を理解することです。方式によって得意な季節・除湿力・電気代・本体サイズが大きく異なるため、まずは3つの基本方式を押さえておきましょう。

方式除湿の仕組みメリットデメリット
コンプレッサー式空気を冷やして水分を結露させ取り除く(エアコンの除湿と同じ原理)気温が高い時期の除湿力が高い、電気代を比較的抑えやすい冬場など低温時は除湿力が落ちやすい、コンプレッサー駆動音がやや気になる場合がある
デシカント式(ゼオライト式)乾燥剤(ゼオライト)に水分を吸着させ、ヒーターで温めて水分を追い出す気温が低い時期でも除湿力が落ちにくい、コンプレッサー式より軽量・コンパクトな機種が多いヒーターを使うため電気代がかさみやすい、運転中に温風が出て室温が上がりやすい
ハイブリッド式コンプレッサー式とデシカント式を組み合わせ、季節に応じて自動または手動で運転を切り替える一年を通して安定した除湿力を発揮しやすい本体価格が高くなりやすい、サイズや重量が大きめになりやすい

ひとことで言えば、「梅雨や夏場の除湿を重視するならコンプレッサー式」「冬場の結露対策や部屋干しも重視するならデシカント式」という住み分けになります。ハイブリッド式は両方式のいいとこ取りをしたモデルで、価格は上がるものの一年中同じ1台で使いたい方に向いています。実際の店頭・通販ランキングでも、夏場はコンプレッサー式、冬場はデシカント式やハイブリッド式が選ばれやすい傾向があります。

除湿機のおすすめの選び方|失敗しない5つのチェックポイント

除湿機選びで後悔しないためには、購入前に次の5点を確認しておくと安心です。

除湿能力(L/日)と適用畳数の目安で選ぶ

除湿機のカタログには「除湿能力」として1日あたり何リットルの水分を除去できるかが表示され、あわせて「木造和室」「コンクリート洋室」など建物の構造別に適用畳数の目安が記載されています。木造住宅は熱や湿気が伝わりやすいため、同じ機種でもコンクリート住宅より適用畳数が狭く表示されるのが一般的です。カタログの数値は決められた条件下での測定値のため、実際に使う部屋の広さやマンション・戸建てといった住環境に対して余裕のある除湿能力のモデルを選ぶと、短時間で効率よく除湿しやすくなります。

タンク容量と連続排水対応で選ぶ

除湿機は運転するとタンクに水が溜まっていくため、こまめな水捨てが手間に感じる方は、タンク容量が大きいモデルや、ホースを使ってお風呂の排水口などへ連続排水できるモデルを検討しましょう。連続排水に対応していれば、就寝中や外出中もタンクの満水を気にせず運転を続けられます。

静音性・運転音で選ぶ

寝室で使う場合や在宅ワーク中に稼働させる場合は、運転音の静かさも重要な判断基準です。カタログスペックの運転音は「弱運転時」と「強運転時(衣類乾燥モードなど)」でdB(デシベル)値が大きく異なるため、寝室用には弱運転時の数値を、リビングで短時間にしっかり除湿したい場合は強運転時の数値もあわせて確認しておくと失敗が少なくなります。

部屋干し(衣類乾燥)モードの有無で選ぶ

洗濯物の室内干しに使いたい場合は、送風の首振り機能や、衣類乾燥に特化した専用モードを搭載しているモデルが便利です。洗濯物に向けて集中的に風を送れる機種を選ぶと、乾燥時間の短縮につながりやすくなります。

設置スペース・キャスターの有無で選ぶ

部屋間を移動させて使いたい場合は、本体の重さやキャスターの有無も確認しておくと扱いやすくなります。梅雨時はリビング、冬場はクローゼットや脱衣所というように季節や用途に応じて置き場所を変えたい方は、持ち運びのしやすさも選び方のポイントになります。

部屋干し(衣類乾燥)に強い除湿機の選び方|秋冬の湿気対策にも

雨の日に部屋干しした洗濯物のそばで除湿機を稼働させているイメージ

花粉の季節や高層階のマンションなど、外に洗濯物を干しにくい家庭では、除湿機の衣類乾燥用途への注目度が年々高まっています。部屋干し向けに除湿機を選ぶ際は、除湿能力に加えて次の点も確認しておくとよいでしょう。

まず、洗濯物のニオイの原因になりやすい生乾きの時間をできるだけ短くするには、除湿と送風を同時に行い、部屋全体の湿度を素早く下げられる機種が有利です。次に、デシカント式やハイブリッド式は気温が低くなる秋冬でも除湿力が落ちにくいため、梅雨の時期だけでなく一年を通して部屋干しをする家庭では、コンプレッサー式単体よりも安定した使い勝手が期待できます。さらに、結露対策としても除湿機は有効で、冬場に窓際で結露が気になる場合は、就寝時にタイマー運転を使って湿度を下げておくと、朝の窓拭きの手間を減らせます。

除湿機の電気代目安|方式別の消費電力から試算

除湿機の操作パネルとタンクを写した省エネ・電気代イメージ

除湿機を選ぶうえで気になるのが電気代です。消費電力は機種や運転モードによって幅がありますが、一般的にコンプレッサー式は150〜300W程度、ヒーターを使うデシカント式は300〜700W程度、ハイブリッド式は運転モードによって200〜500W程度が目安とされています。1kWhあたりの電気料金を31円として1日8時間運転した場合の目安を試算すると、次のようになります。

方式消費電力の目安1日8時間運転した場合の電気代の目安
コンプレッサー式150〜300W程度約37〜74円
デシカント式300〜700W程度約74〜174円
ハイブリッド式200〜500W程度約50〜124円

上記はあくまで一般的な消費電力レンジをもとにした試算であり、実際の電気代は機種の仕様や運転モード、契約している電力プランの単価によって変わります。購入前には、検討している機種のカタログやメーカー公式サイトに記載された消費電力(W)の実測値を確認し、電気料金プランの単価をかけて計算すると、より実際の電気代に近い目安がつかめます。デシカント式やハイブリッド式は除湿力が安定する一方、ヒーターを使う分だけコンプレッサー式より電気代がかさみやすい点は覚えておくとよいでしょう。

価格帯別のおすすめ除湿機の選び方|1万円台・2〜3万円台・4万円以上

除湿機は数千円台のコンパクトなペルチェ式モデルから、数万円台のハイスペックモデルまで価格帯が幅広い家電です。ここでは価格帯ごとの傾向と、選ぶときの考え方を紹介します。

価格帯の目安傾向向いている人
1万円台コンパクトなデシカント式や小容量のコンプレッサー式が中心。設置面積は小さいが除湿能力も控えめな機種が多い脱衣所やクローゼットなど狭いスペースでのピンポイント除湿を求める人
2万円台〜3万円台除湿能力とタンク容量のバランスが良いコンプレッサー式・デシカント式が中心。衣類乾燥モードを備えた機種も増える価格帯リビングや寝室のメイン機として、部屋干しにもしっかり使いたい人
4万円以上ハイブリッド式や、除菌・消臭機能、キャスター付きの大容量タンクなど付加価値を備えた機種が中心一年を通して1台で使い分けたい人、デザイン性や連続稼働時間を重視する人

ハイエンド価格帯のモデルの一例として、カドー(cado)の除湿器「ROOT 7200」(DH-C7200)を紹介します。公式オンラインストアの価格は税込59,950円で、除湿能力は1日あたり最大7.5L、適用畳数はコンクリート住宅で19畳が目安です。タンク容量は3.5Lと大容量で、約12時間の連続除湿運転に対応しています。運転モードは「除湿」「衣類乾燥」「ナイトモード(コンプレッサーを停止し弱風で送風運転)」の3種類から選べ、キャスター付きで部屋間の移動もしやすい設計です。メーカー保証は2年間で、有償の延長保証(1年・2年・3年)も用意されています。

カドー公式オンラインストア

迷った場合は、まず使用する部屋の畳数と用途(部屋干しの有無、24時間つけっぱなしにするかどうか)をはっきりさせたうえで、そのニーズを満たす価格帯から検討するのが選びやすい進め方です。

加湿器・空気清浄機・扇風機との違いと季節家電の使い分け

除湿機は「湿気を取る」家電ですが、似たような季節家電と役割を混同してしまうケースも少なくありません。それぞれの役割を整理しておきましょう。

除湿機は室内の湿度を下げる家電で、梅雨や部屋干し、結露対策に向いています。反対に空気が乾燥する冬場に潤いを与えたい場合は、加湿器の出番です。方式ごとの選び方は加湿器の選び方完全ガイド|気化式・スチーム式の違いとおすすめの決め方で詳しく解説しています。

花粉やハウスダスト、ニオイが気になる場合は、湿度ではなく空気中の粒子や臭気を取り除く空気清浄機が適しています。適用畳数やフィルター性能の選び方は空気清浄機おすすめの選び方|畳数・フィルター性能・価格帯で比較【2026年】で紹介しています。

また、除湿機と送風を組み合わせると部屋干しの乾燥時間をさらに短縮できます。扇風機やサーキュレーターとの併用については扇風機のおすすめの選び方|DCモーター徹底比較と失敗しない6つのポイント【2026年】もあわせて参考にしてください。

カドー|「圧倒的な技術力」とそれを活かす「美しいかたち」

除湿機を使ううえでの注意点

除湿機は密閉度の高い部屋で使うほど効率よく除湿できるため、窓やドアを閉め切った状態で運転するのが基本です。ただし長時間の連続運転では室温が上がりやすいモデルもあるため、換気のタイミングも適度に確保しましょう。また、吸気口・吹出口の前に洗濯物やカーテンを近づけすぎるとホコリを吸い込みやすくなったり、風の通り道がふさがれて除湿効率が落ちたりするため、取扱説明書に記載された設置スペースの目安を守ることも大切です。タンクの水は雑菌が繁殖しやすいため、たまった水を植物の水やりなどに再利用せず、こまめに捨てて清潔に保つようにしましょう。

まとめ|除湿機は方式・除湿能力・用途で選ぶのがコスパの近道

除湿機は、コンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式で得意な季節や電気代の傾向が異なります。まずは使う部屋の畳数に合った除湿能力のモデルを選び、そのうえでタンク容量や連続排水の可否、部屋干しモードの有無、価格帯を比較することが失敗しないコツです。梅雨だけでなく秋冬の結露対策や部屋干しにも活用しながら、自分の暮らしに合った1台を見つけてみてください。

よくある質問

除湿機の購入を検討している方からよく寄せられる質問をまとめました。

除湿機はコンプレッサー式とデシカント式、どちらを選べばいいですか?

梅雨や夏場の除湿を重視するなら、除湿力が高くなりやすいコンプレッサー式が向いています。冬場の結露対策や一年を通した部屋干しも重視する場合は、気温が低くても除湿力が落ちにくいデシカント式が扱いやすいでしょう。季節を問わず1台で使いたい場合は、両方式を組み合わせたハイブリッド式も選択肢になります。

除湿機の電気代はどのくらいかかりますか?

消費電力は方式や機種によって異なりますが、コンプレッサー式は150〜300W程度、デシカント式は300〜700W程度が目安とされています。1kWhあたり31円で試算すると、1日8時間運転した場合の電気代はコンプレッサー式で約37〜74円、デシカント式で約74〜174円程度になります。実際の金額は使用する機種の消費電力や契約している電力プランによって変わるため、購入前にカタログやメーカー公式サイトの消費電力を確認することをおすすめします。

除湿機は一年中つけっぱなしにしても大丈夫ですか?

多くの除湿機は長時間の連続運転を想定して設計されていますが、機種によって推奨される連続運転時間や満水時の自動停止機能の有無が異なります。タンクの水を定期的に捨てる手間を減らしたい場合は、連続排水に対応したモデルを選ぶと24時間に近い運転もしやすくなります。電気代が気になる場合は、湿度センサーによる自動運転モードやタイマー機能を活用するとよいでしょう。

除湿機と空気清浄機、加湿器を併用しても問題ないですか?

問題ありません。除湿機は湿度を下げる、空気清浄機は空気中の粒子やニオイを取り除く、加湿器は湿度を上げるというそれぞれ異なる役割を持つ家電のため、季節や用途に応じて併用しても支障はありません。ただし同じ部屋で加湿器と除湿機を同時に使うと効果が打ち消し合ってしまうため、使うタイミングを分けるのがおすすめです。

除湿機のタンクの水はどのくらいの頻度で捨てればいいですか?

満水になったタイミングで捨てるのが基本ですが、多くの機種には満水時に運転が自動停止する機能とお知らせランプが付いています。タンクの水は雑菌が繁殖しやすいため、満水になっていなくても数日に一度は水を捨てて、タンク内部を定期的に洗浄することを心がけましょう。