
宅建の通信講座おすすめ比較|コスパで選ぶ安い講座と失敗しない選び方【2026年】
「宅建士の資格に興味はあるけれど、独学と通信講座どちらがいいのか分からない」「宅建の通信講座はたくさんあって、どれがコスパよく合格を目指せるのか比較したい」という方は多いのではないでしょうか。宅地建物取引士(宅建士)は不動産業界で必置とされる国家資格で、宅建業を営む事務所は従業員5人につき1人以上の専任の宅建士を置くことが法律で義務付けられています。就職・転職はもちろん、不動産以外の業界でも評価されやすい資格です。
本記事では、宅建士試験の合格率や難易度の実態、通信講座を選ぶときに失敗しないためのポイント、そして代表的な通信講座の料金・教材形式を比較しながら、これから資格取得を目指す方向けに整理して解説します。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の講座の購入を推奨するものではありません。受講の可否はご自身の状況に合わせてご判断ください。
宅建士とは?資格の価値と試験スケジュール

宅地建物取引士は、不動産の売買・賃貸の契約時に重要事項説明を行える国家資格です。不動産会社だけでなく、金融機関や建設会社、一般企業の総務・法務部門でも知識が評価されやすく、就職・転職市場で安定した需要がある資格のひとつとされています。
宅建試験は例年1回のみの実施で、受験申込は7月、試験本番は10月、合格発表は11月下旬というスケジュールが定着しています。2026年度(令和8年度)試験も同様の日程で実施され、インターネット申込は2026年7月1日から7月31日まで、郵送申込は7月1日から7月15日までで受付が行われました(出典:一般財団法人不動産適正取引推進機構公式サイト)。本記事執筆時点(2026年9月)ではすでに申込受付期間を終えているため、これから学習を始める方は次年度の受験を見据えて早めに講座選びを進めるとよいでしょう。最新の申込スケジュールは、必ず同機構の公式サイトで確認してください。
宅建試験の合格率・難易度は?独学と通信講座どちらが向いている
宅建試験の合格率は、直近では次のように推移しています(出典:一般財団法人不動産適正取引推進機構「令和7年度宅地建物取引士資格試験結果の概要」2025年11月26日公表)。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点 |
|---|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 245,462人 | 45,821人 | 18.7% | 33点(50問中・一般受験者) |
| 令和6年度 | 241,436人 | 44,992人 | 18.6% | 37点(50問中) |
| 令和5年度 | 233,276人 | 40,025人 | 17.2% | 36点(50問中) |
例年おおむね15〜19%程度で推移しており、決して簡単な試験ではありません。出題範囲は宅建業法・権利関係(民法)・法令上の制限・税その他と幅広く、独学の場合は自分でスケジュールを組み、テキストと過去問を反復する自己管理力が求められます。
独学のメリットは教材費だけで済み費用を抑えられる点ですが、法改正への対応や疑問点の解消が難しく、モチベーション維持がハードルになりやすいのがデメリットです。一方、通信講座は費用がかかる分、講義動画による体系的なインプットや質問対応、模擬試験など、独学では得にくいサポートを受けられる点が強みです。
たとえば資格対策ドットコム(運営:株式会社アーティスソリューションズ)の宅建士資格対策講座は、LEC(東京リーガルマインド)監修の「出る順宅建士 合格テキスト1〜3」(冊子教材)とセットで、「出る順宅建士 ウォーク問過去問題集」の内容をeラーニングで学習できる講座です。独自の講義動画や重要問題の一問一答、間違えた問題を分析して関連問題を自動出題する「ロボ再学習機能」を備えており、テキストで理解しeラーニングで演習する学習サイクルを組み立てやすいのが特徴です。前年度(2025年度試験向け)の実績では、eラーニング特化型19,800円・冊子教材とセットのコンプリート版24,750円(いずれも税込)で、申込期間は2025年2月3日〜8月31日、利用期間は2025年10月31日までと、年度ごとに申込・利用期間が区切られた講座でした。本記事執筆時点(2026年9月)では次年度向けの申込ページはまだ公開されておらず、公式サイトでは無料デモのみ体験できる状態です。次の申込開始時期や最新の受講料は公式サイトで確認してください。今すぐ学習を始めたい方は、後述するスタディングやフォーサイトのように現在申込可能な講座も選択肢になります。
宅建 通信講座の選び方|失敗しないための5つのポイント

数ある宅建の通信講座から自分に合うものを選ぶには、以下の5点を確認すると失敗しにくくなります。
- 教材形式: スマートフォンで完結するか、紙のテキストが必要か。通勤時間などスキマ時間を活用したいなら、スマホ対応の講座が有利です。
- 質問対応の有無・回数: 独学で挫折しやすいのは疑問点を放置してしまうことです。質問できる回数や方法(チケット制・回数無制限など)を事前に確認しましょう。
- 合格率の公表と算出条件: 講座が独自に公表する合格率は、算出条件(受験番号の自己申告制など)によって数値の意味合いが変わります。鵜呑みにせず、条件も含めて確認する姿勢が大切です。
- 費用と給付金制度の対象かどうか: 厚生労働省の教育訓練給付制度の指定講座であれば、条件を満たすことで受講料の一部がハローワークから支給される場合があります。対象講座かどうかは各スクールの公式サイトで確認できます。
- 返金・保証制度の条件: 「全額返金保証」をうたう講座でも、対象コースや条件が限定されていることが多いため、詳細条件を公式サイトで必ず確認しましょう。
宅建 通信講座おすすめ比較|料金・教材形式で選ぶ
主要な宅建通信講座の情報を比較すると、次のようになります(2026年9月時点、各社公式サイトで確認できた範囲)。
| 講座名 | 受講料(税込) | 教材形式 | 質問対応 | 合格率公表・保証制度 |
|---|---|---|---|---|
| 資格対策ドットコム | 前年度(2025年度試験向け)実績:eラーニング特化型19,800円/冊子セット(コンプリート版)24,750円(税込)。年度限定の開講のため、次年度の受講料・申込期間は公式サイトで発表されます | LEC監修の冊子テキスト+eラーニング(講義動画・一問一答・自動再学習機能) | 利用期間中は何度でも質問可(公式サイト記載) | 公式サイトに合格率公表・返金保証の記載なし(2026年9月時点) |
| スタディング 宅建士講座 | 14,960円〜29,800円(コースにより異なる) | スマホ完結のWeb動画・Webテキスト・スマート問題集(冊子付きは上位2コースのみ) | QAチケット制(コンプリートコースに10枚付属、追加購入可) | 合格お祝い金あり(体験談提出時)/返金保証の記載なし |
| フォーサイト 宅建士講座 | デジタルプラン19,800円、バリューセット1 59,800円/2 64,800円/3 69,800円(税込・送料別) | フルカラーテキスト+eラーニング「ManaBun」・講義動画 | バリューセット1〜3は回数無制限、デジタルプランは10回まで | バリューセット3のみ全額返金保証制度あり/2025年度受講生合格率75.0%(フォーサイト公表値) |
| ユーキャン 宅建士講座 | 64,000円(税込・一括払い、2026年9月時点の公式サイト表示)。分割払いは13回で総額64,740円 | テキスト+映像講義(教材の詳細は公式サイト参照) | あり(回数等の詳細は公式サイト参照) | 公式サイトに合格率公表・返金保証の記載なし(2026年9月時点) |
※資格対策ドットコムの料金は2025年度試験向け講座(申込期間2025年2月3日〜8月31日、利用期間2025年10月31日まで)の実績値です。2026年9月時点では次年度向け講座の案内はまだ公開されておらず、公式サイトでは無料デモのみ利用できます。 ※ユーキャンの個人向け本科講座は、2026年9月時点で2027年度試験に向けた教材改訂作業を行っており、最新の正式価格・申込状況は公式サイトでの確認が必要です。 ※フォーサイトの合格率75.0%は、同社が公表する2025年度受講生の実績です。対象は全額返金保証制度の確認テスト・学力テストの条件を満たし受験番号を提出した受講生に限られ(算出について第三者機関「かがやき監査法人」による合意された手続きを実施)、全受講生を母集団とした数値ではない点にご留意ください。
コストを抑えてすぐに学習を始めたい方はスタディングのミニマムコース、質問対応や返金保証まで含めて手厚いサポートを重視したい方はフォーサイトのバリューセット、LECの体系立ったテキストをベースにeラーニングで演習したい方は資格対策ドットコムの講座(次年度の申込開始時期は公式サイトでご確認ください)、というように優先したい条件で選ぶとミスマッチが起きにくくなります。
宅建 通信講座を安く受講する方法|給付金制度の活用

宅建の通信講座を少しでも安く受講したい場合は、次の方法を検討してみてください。
- 教育訓練給付制度の対象講座を選ぶ: 一部の通信講座は厚生労働省の一般教育訓練給付制度の指定講座になっており、雇用保険の加入期間など一定の条件を満たして受講を修了すると、受講料の一部(上限あり)がハローワークから支給されます。対象講座かどうか、支給要件の詳細は各スクールの公式サイトおよびハローワークで必ず確認してください。
- 資料請求特典・早期申込割引を利用する: 通信講座各社は、公式サイトからの資料請求や早期申込みに対して割引クーポンを発行していることがあります。金額や条件は時期によって変わるため、申込み直前に公式サイトで最新情報を確認しましょう。
- 必要な教材だけの組み合わせを選ぶ: 冊子教材が不要であれば、デジタル完結のプランを選ぶことで費用を抑えられる場合があります。ご自身の学習スタイルに合わせて、過不足のないプランを選ぶこともコスパを高めるポイントです。
なお、宅建士としてのキャリアを見据えている方は、インテリアコーディネーター資格の取り方の記事もあわせて参考にしてみてください。不動産・住まい関連の資格取得の進め方に共通するヒントがあります。また、不動産の売買を検討している方は不動産査定の記事も参考になります。
よくある質問
Q. 宅建の通信講座はどのくらいの費用がかかりますか? A. 講座やコース内容によって幅があり、本記事で比較した講座では1万円台後半から7万円前後まで差があります。冊子教材の有無や質問対応の回数、模擬試験の充実度によって費用が変わるため、必要なサポート内容を見極めたうえで比較検討することをおすすめします。
Q. 宅建は独学でも合格できますか? A. 独学で合格する方もいますが、出題範囲が広く法改正への対応も必要なため、疑問点をすぐに解消できる通信講座や、体系立ったカリキュラムを活用する方も多くいます。ご自身の学習スタイルや使える時間に合わせて判断するとよいでしょう。
Q. 宅建士の資格取得にはどのくらいの勉強時間が必要ですか? A. 一般的に初学者が合格を目指す場合、数百時間規模の学習時間が必要といわれています。仕事と両立しながら進める場合は、半年から1年程度の学習期間を見込んで計画を立てる方が多い傾向にあります。
Q. 教育訓練給付制度は宅建講座にも使えますか? A. 講座によっては厚生労働省の一般教育訓練給付制度の指定講座になっている場合があり、条件を満たすと受講料の一部が支給されることがあります。対象講座かどうか、支給要件の詳細は受講前に各スクールの公式サイトおよびハローワークで確認してください。
Q. 宅建の合格率はどのくらいですか? A. 一般財団法人不動産適正取引推進機構の公表によると、令和7年度試験の合格率は18.7%(受験者245,462人、合格者45,821人)でした。近年はおおむね15〜19%程度で推移しています。
まとめ
宅建士は不動産業界で必置とされる国家資格で、合格率はおおむね15〜19%程度と決して簡単な試験ではありません。独学で費用を抑えて挑戦する道もあれば、質問対応や体系立ったカリキュラムを備えた通信講座を活用して効率よく合格を目指す道もあります。料金・教材形式・質問対応・給付金制度の対象可否といった観点で比較し、ご自身の学習スタイルと予算に合った講座を選んでみてください。





